久宇良サバニツアーについて
帆が風をはらんで、サバニが静かに走り出す。
新石垣空港から平久保半島、久宇良までは車で約35分の石垣島の北部に位置するところにあります。
久宇良の大自然に囲まれてサバニを作っています。
サバニは、杉を曲げて、鉄釘を使わず伝統的な技法で組み上げる沖縄の船です。
石垣島の北部に位置する平久保半島にある久宇良の大海原で、海のように深い先人の知恵を感じよう。
代表 吉田友厚(よしだ ともひろ) 1974年生まれ
1993年に初めて石垣島を訪れ、自然の南国の豊かさに圧倒されました。いつかここに住みたいと思っていました。
2004年に長男を連れて家族3人で石垣市久宇良に移住。
農園、建築、土木管理、観葉植物、海上土木など様々な仕事を経験し生計を立て、島で生きていく厳しさや助け合って生きていくことが大切だと感じました。
海が好きで、電灯潜りを住んでいる家の大家さんから教わりすぐに始めました。
自然と関わり生きていく知恵をたくさん学ぶことができ。もちろん、その厳しさ怖さがあります。
それと自分自身がどう向き合うか突き詰めて考えるようになりました。
いつか海が優しく迎えてくれているように感じました。
そして、少しでも自然に暮らしたいと思うようになりました。
2012年に新城康弘氏に師事、伝統木造サバニの造船技術を学びました。
移住してすぐに、新城さんのことは本で読んで知っていて、いつか訪ねていこうと思っていました。
でも、なかなか機会がなく時間だけが過ぎていました。
いつしか、新城さんは高齢のためサバニ制作を引退すると人づてに聞きました。
何故か、いてもたってもいられず新城さんのところを訪ねました。
そこで新城さんと話を少しして
「サバニを作りたいのか?」
と聞かれ、「はい」と答えていました。
そこから、僕とサバニの物語の始まりでした。
世界では燃料資源の枯渇や大気汚染など地球の限られた資源を使うことによって文明が発達し、同時に問題も起きています。その便利になりすぎてとてもお金のかかる不便な仕組みに飽き飽きしていました。
サバニを製作し、帆掛けサバニ乗った時の感動はわすれることができません。
地球が自転することにより発生する風を利用して移動ができる。海のように深い、先人の知恵と素晴らしい地球の自然を肌で感じていただけたら幸いです。